雨安居(うあんご)

定義

雨安居(うあんご)とは、雨期にあたる旧暦8月の満月の日の翌日から旧暦十一月の満月の日までの約3ヶ月間のことである。
上座仏教国ではこの期間、僧侶たちは自らの選んだ特定の寺にとどまって籠もりの修行に入ることが決められている。特別な理由がない限りこの期間中に僧侶が他所で宿泊したり行脚することは禁じられている。

元来はこの時期(雨季)の東南アジアでは虫などの新しい生命が大量に生まれ出てくるため、僧侶が移動して無駄な殺生をしないために釈尊によって定められた規則である。

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