不眠症の治療にあたってはまず(1) 睡眠について正しい知識を持つこと、(2)生活習慣の見直しが必要である。この2点をすっ飛ばして薬物治療にいくべきではない。
上記2点の指針となる2つの文献からポイントを要約する。
『睡眠障害の対応と治療ガイドライン』12の指針
- 睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
- 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
- 眠たくなつてから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
- 同じ時刻に毎日起床
- 光の利用でよい睡眠(起床直後に日光を浴びる、夜は明るすぎない照明)
- 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
- 昼寝をするなら、15時前の20~30分
- 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
- 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のびくつき・むずむず感は要注意( → 病院受診を)
- 十分眠つても日中の眠気が強い時は専門医に
- 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
- 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全
『がんになったら手にとるガイド』より
- 夕食後には、カフェインの多い飲み物や食べ物を控える
- 深酒はしない
- ぬるめのお風呂と軽いストレッチ運動
- 眠る時間は早すぎず、遅すぎず
- 適度な暗さ(明るさ)に調節する
- 入院中の工夫(アイマスク、耳栓など)
- 寝具などを整える(快適な寝具、寝間着など)
これらのリストを参考にまずは生活改善を行って欲しい。
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