クラスター分析において、観察対象と観察対象の距離の定義は1つしか無いが、クラスターとクラスターの距離には複数の定義がある。実務的にはウォード法を使用するのが一般的である。
方法 | 定義 |
最短距離法 | 2つのクラスターに含まれる対象の全組み合わせの距離を求め、最も近い距離=クラスター間の距離と定義する。 |
最長距離法 | 2つのクラスターに含まれる対象の全組み合わせの距離を求め、最も遠い距離=クラスター間の距離と定義する。 |
群平均法 | 2つのクラスターに含まれる対象の全組み合わせの距離を求め、その平均=クラスター間の距離と定義する。 |
重心法 | クラスターごとの重心(平均)を求め、重心と重心の距離=クラスター間の距離と定義する。 |
ウォード法 | 2つのクラスターを併合した時の平方和(散布度)の増加量=クラスター間の距離と定義する。 2つのクラスターを併合した時の平方和(散布度)の増加量=(AとBを併合した後の平方和)-(A内の平方和)-(B内の平方和) |
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