[R] {base} set.seed() : 乱数の種を設定する関数。シミュレーション研究の必須設定。

説明

set.seed()は乱数の種を設定する関数である(Rではこの関数の使用が推奨されている)。

シミュレーション研究では乱数生成前に必ずこの指定が必要である(指定しておかないと結果を再現できなくなるため)。

使用法(通常)

set.seed(seed, kind = NULL, normal.kind = NULL)

# シミュレーション研究では最初に乱数の種を指定する
> set.seed(1) #  任意の整数値(ここでは1)を指定
# 以下にシミュレーション研究の実体を記述

使用法(詳細)

set.seed(seed, kind = NULL, normal.kind = NULL)

引数

kind :  文字列あるいはNULLを指定。Rの乱数生成アルゴリズム(RNG)を希望のものに設定するために使用する。”default”を指定するとRのデフォルト(メルセンヌ・ツイスター法)が使用される。NULLを指定すると何も変更しない(=現在のRNGが引き続き使用される)。

normal.kind :文字列あるいはNULLを指定。Normal generationの方法を指定する。”default”を指定するとRのデフォルトが、NULLを指定すると現在の設定が引き続き使用される。