定義
古典的テスト理論(classical test theory)とは、
観測得点=真の得点+測定誤差
と考え、観測得点に真の特定が反映されている程度を評価することによって、テストの信頼性を評価しようとする理論である。
テストでn個の問題が問われた場合、このn個の真の得点と誤差に関していくつかの仮定(=テストモデル)が考えられる。
テストモデル | 測定単位の仮定 | 真の得点の仮定 | 測定誤差の分散の仮定 |
平行テスト (parallel test) | 等しい | 等しい | 等しい |
タウ等価テスト (tau-equivalent test) | 等しい | 等しい | 等しくない |
同族テスト(congeneric test) | 等しくない | 等しい | 等しくない |
測定単位の仮定とは、複数の問題1、2、3・・・がある時に、どの問題における1点の差も同じ違いを意味するか、という仮定である。テストの1点が物理的単位(例えば1cm)のような普遍性を持っているという仮定である。
真の得点の仮定とは、複数の問題1、2、3・・・がある時に、全ての問題で真の得点は等しいか、という仮定である。
測定誤差の分散の仮定とは、、複数の問題1、2、3・・・がある時に、それぞれの問題における測定誤差の分散は等しいか、という仮定である。
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