説明
base::library()とbase::require()は共に、Rのアドオン・パッケージを読み込む。
パッケージを読み込むという点では両関数の機能は同じである。違いは、require()は他の関数の内部で使用する目的でデザインされているのに対し、library()は関数外で直接呼び出して使用する目的でデザインされている点である。具体的には、パッケージの読み込みに失敗した際の挙動が異なる。即ちrequire()はFALSEを返し、警告メッセージを出力する。一方、library()はエラーを出力する。
使用例
library() # 使用可能な全てのパッケージを一覧表示する library(lib.loc = .Library) # デフォルトライブラリ内の全パッケージを一覧表示する library(help = splines) # 指定したパッケージのヘルプを表示する(本例では'splines') library(splines) # 指定したパッケージをアタッチする(本例では'splines') require(splines) # 上記と同じである。違いは「説明」の項を参照して下さい。
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