定義
層化抽出法 (stratified sampling)とは大規模な母集団(=全調査対象)に対して、以下の方法で行う標本抽出の手続きのことである。
(1) 母集団をいくつかのグループ(=層、stratum)に分割する。
(2) 全ての層から無作為抽出を行う。
層分けに使用する変数を層化変数(stratified variable)と呼ぶ。
母集団をいくつかのグループに分ける点では、集落抽出法や多段抽出法と同じであるが、これらの抽出法ではグループのなかからいくつかを無作為抽出するのに対し、層化抽出法では全てのグループをもれなく使用する点が異なる。
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