多段抽出法 (multistage sampling)

定義

多段抽出法(multistage sampling)とは大規模な全調査対象に対して、以下の方法で行う標本抽出の手続きのことである。

(1) 母集団をいくつかの集落(cluster)に分割する。

(2) 分割された集落から、いくつかの集落を無作為抽出する。

ここで抽出された集落を1次抽出単位(Primary Sampling Units, PSU)と呼ぶ。

(3) 各集落で無作為抽出を行う。

ここで抽出された対象を2次抽出単位(Secondary Sampling Units, SSU)と呼ぶ。

集落抽出法(cluster sampling)とは手順(1),(2)は共通であり、(3)が異なる。

なお上記の手順は正確には2段階抽出法であり、これを3段階以上に拡張することも可能である。また、

関連

集落抽出法 (cluster sampling)

層化抽出法 (stratified sampling)

層化多段抽出法

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