[R]{lavaan} summary() : lavaanのモデルを出力する

使用法

summary(lavaanのfitオブジェクト,...)
summary(object = "lavaan", header = TRUE, fit.measures=FALSE, estimates =TRUE, ci = FALSE, fmi = FALSE, standardized = FALSE, rsquare=FALSE, std.nox =FALSE, modindices=FALSE, ci=FALSE, nd = 3L)

引数

fit.measures=TRUE論理値。各種の適合度指標を出力する。FALSEの場合、χ2乗統量のみを表示する。
standardized=TRUE論理値。標準化されたパラメータ値を出力に加える。Parameter Estimates:以下の表に、Std.lv(潜在変数だけが標準化されている)、Std.all(潜在変数と観測変数が標準化されている)の2列を追加する。
rsquare=FALSE論理値。

出力の解釈

モデル フィッティングの概要

Number of observations : サンプルサイズ

Estimator : 推定方法

適合度指標

Minimum Function Test Statistic : モデルのχ2乗値

Degrees of Freedom : モデルの自由度

P-Value : χ2乗検定のp値

ここでのχ2乗検定の帰無仮説H0 : 「モデルはデータに従う」である。

従って、帰無仮説が棄却されると (p < .05)であると、モデルが有意ではないという意味になる。

Regressions : 回帰分析に関する推定値

Z-value : 「母集団での回帰係数は0」を帰無仮説とした時の検定統計量のz値。z値  = 推定値 / 標準誤差で計算される。

P(>|z|) : p値 (上記z値に対する)

Std.lv : 因子の分散のみを1とした時の標準化推定値

Std.all : 誤差変数以外の分散を1にした時の標準化推定値

Variances : 分散に関する推定値

変数そのものの分散ではなく、変数の誤差変数の分散(誤差分散)であることに注意

R-Square : 分散説明率(決定係数)

 

 

 

 

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