WordPressの権限グループとは、WordPressのサイト内で各ユーザーごとに利用できる/できない機能を管理する仕組みである。日本語では「権限グループ」と訳されているが原語ではrole(役割)と呼ばれている。
WordPressでは権限グループを自由に作成、追加、削除することができるが、予め定義済みの6種類がある。
名称 | 権限 |
Super Admin(特権管理者) | サイトのネットワーク管理機能を含む全機能を使用できるユーザー |
Administrator(管理者) | 単一サイト内の全ての機能を使用できるユーザー |
Editor(編集者) | 自分および他人の作成した記事の管理と公開ができるユーザー |
Author(投稿者) | 記事の作成および自分の書いた記事の管理および公開ができるユーザー |
Contributor(寄稿者) | 記事の作成および自分の書いた記事の管理ができるが、公開はできないユーザー |
Subscriber(購読者) | 自分自身のプロフィール情報のみを管理できるユーザー |
上の表では上から下に、権限の大きいものから小さいものへと順に並んでいる。日本語訳では投稿者と寄稿者はどっちの権限が上なのか名称からはわからないが、投稿者の方が上である。
このWordPress自体が使用する6種類の権限グループの他に、プラグインによってはインストールと同時にそのプラグイン内で使用する独自の権限グループを自動的に追加するものもある(bbPress、All-in-One Event Calendar by Time.ly、など)。
またWordPressの権限機能そのものをカスタマイズする定番プラグインとしてUser Role Editorがある。
https://ja.wordpress.org/plugins/user-role-editor/
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