定義
級内相関係数=級間分散÷全分散
全分散=級間分散+級内分散
級内相関係数は「集団内の類似度の指標」であり、観測値の独立性が保障されていない程度を示す。即ち級内相関係数が高い値を示す場合、観測値の独立性が保たれていない。
級間分散とは上位レベルにおける誤差項の分散である。集団間分散と言うこともできる。
級内分散とは下位レベル(=レベル1)における誤差項の分散である。個人間分散と言うこともできる。
級内相関係数の解釈
ICCの最大値は1、最小値は0である。
ICCの値が1に近いほど上位レベルの影響が大きい → マルチレベル分析が必要ということになる。