階層データとは内部に階層構造を持つデータである。例えば日本人に対して県別に名簿がある、患者に対して病院ごとに名簿がある、というようなデータである。
階層データでは「観測値(データ)の独立性の仮定」が満たされない。「観測値(データ)の独立性の仮定」が満たされないデータに対して通常の回帰分析を行うと第1種の誤りの確率が高まる。即ち階層構造を無視して全部のデータをひとまとめにして安易に解析してはいけない。
階層構造を持つデータの階層数は2レベル以上であり上限はない。
階層レベルの表現方法
2レベルの階層構造を持つデータの場合、各レベルは以下のように表現される。
上位レベル(=2次レベル)=マクロレベル=グループレベル=地域レベル
下位レベル(=1次レベル)
(*)上位レベルを1次レベル、下位レベルを2次レベルと呼ぶ流儀もある。
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