出典
乳房以外の部位への照射
- 腋窩リンパ節転移4個以上の場合、鎖上照射する
- 腋窩リンパ節転移1-3個の場合、病理所見などからリスクが高いと思われる場合、鎖上照射する
腋窩(わきの下の)リンパ節転移が4個以上あった場合は,鎖骨上窩(首の付け根の鎖骨の上の部分)への照射をお勧めします。
また,リンパ節転移が1~3個の場合も,鎖骨上窩への照射を行ったほうがよい場合があります。
+ 胸骨のわきにある胸骨傍リンパ節への転移はまれですが,腫瘍の位置などの病状によって照射をお勧めすることがあります。
照射省略可能例
最近,70歳以上でホルモン療法が有効なタイプの患者さんに対してホルモン療法を行ったうえで,放射線療法を行った場合と行わなかった場合を比べた臨床試験の結果が報告されました。やはり放射線療法を行ったほうの患者さんで乳房内再発が少なかったのですが,その差は小さなもので,生存率にも差はありませんでした。したがって,患者さんが十分に説明を受けたうえで納得されれば,放射線療法を省略することもあります。
