「あなたの内なる理解と癒やしと慈愛の力を信じましょう。その力こそが、帰依する(よりどころなる)ところです。それがブッダ(目覚め)であり、内なる神の王国です。それを信頼し確信を持たなけれ、私たちはすべてを失います。これは単なる理屈ではなく、真実です。触れることができる、掴める、そして身を寄せられる真実なのです。取り乱したり望みをなくして投げ出す前に、気づきの呼吸の練習に打ち込み、自分に備わった自己治癒力、理解力、慈愛の心を信じてください。これを、私たちが帰依(避難)できる「内なる島」と呼びます。そこは、安らぎと、信頼と、安定、慈愛、自由の宿る島です。内なる島になりましょう。よそを探す必要はありません。内なるこの尊い島に帰還する船、それは気づきの呼吸です。あなたはそこで、存在の根源を知るでしょう。」『ブッダ<呼吸>の瞑想』(p.120)
苦しい時、自分自身の過失によって苦しみを招いた時、生きる希望となるのは自分自身が改善する見込みである。その可能性を信じられない時、生きる力は失われてしまう。究極的には自分自身が良いものとなれる可能性を信じることが希望なのだろう。
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