駆瘀血剤(くおけつざい)

定義

駆瘀血剤(くおけつざい)とは瘀血(おけつ)を治療するための漢方薬の総称である。
具体的には、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、当帰芍薬散などがある。

駆瘀血剤の選択便秘の有無や、下腹部の臍の近傍の抵抗や圧痛パターンに基づいてなされる。

なお瘀血の存在を示す徴候として、黒ずんだ唇の色、舌下静脈の怒張、下肢の静脈瘤、皮膚の毛細血管拡張などがある。

参考

星野惠津夫『漢方によるがん治療』

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