[UTD] Calcium and vitamin D supplementation in osteoporosis

骨粗鬆症におけるカルシウムおよびビタミンD補充療法

至適摂取量

経口至適摂取量は不明。著者は以下をオススメ。
閉経後女性にはCa 1200mg/日 + Vit.D 800IU/日
閉経前女性あるいは骨粗鬆症を伴う男性Ca 1000mg/日 + Vit.D 600IU/日

1日摂取上限量は Ca 2000mg/日、Vit D 4000IU/日。

サプリの使い方(Ca)

摂取はサプリより食事がベター。

サプリの投与量は1日摂取推奨量ー1日食事摂取量で計算する。

Caサプリによる摂取は1回500mg以下に分割が必要。

Caサプリには炭酸Ca(安価)とクエン酸Ca(高価)がある。炭酸Caは肉と一緒に摂取が原則。クエン酸Caは空腹時摂取が原則。

Ca摂取推奨量は要素カルシウム(elemental calcium)換算である。サプリの場合、要素Caとしての含有量を計算する必要がある。

サプリの使い方(Vit.D)

サプリとしてはergocalciferol(vitamin D2)ではなく cholecalciferol (vitamin D3)を使用するのが原則である。

Vit.D単独補充の骨折予防のエビデンスはない。使用するならCa+Vit.DあるいはCa単独と考えられる。

モニタリング

血液検査:Ca、P、ALP、25(OH)D、PTH
尿検査:24時間尿Ca排泄量

血清Vit.D濃度 、25(OH)D

25(OH)D低値 → 骨折のリスクと考えられている。
25(OH)Dの至適域は不明であるが、12-22 ng/mL(30-55 nmol/L)が観察研究からは至適ではないかと考えられる。
25(OH)D高値、即ち45-50 ng/mL(99-125 nmol/L)が骨折、転倒、その他の有害事象を増やすかどうかは不明である。

薬剤あるいは合併症

ループ利尿薬はCa排泄を増やす。
サイアザイドは尿中Ca排泄を減らす(hypocalciuric effect)

Ca製剤は鉄剤や甲状腺ホルモンの吸収を妨げる → 内服時間をずらすべし

eGFR 30未満の例ではCa+Vit.Dは心血管イベントを増やすかもしれない(現時点、安全性不明)

ミネラル代謝における人種差

ミネラル代謝には人種差がある。これまでのCaやVit.C補充のエビデンスはほとんどが白人(Caucasian)に対するもの。他の人種で何が正しいのかはまだ不透明。

追加調査

2017年7月時点では、くる病(小児)あるいは骨軟化症(成人)のみ25(OH)Dを保険で検査できるようである。400点。

 

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