胸腺腫瘍の分類

概要

胸腺腫瘍の分類として(1) WHO組織分類(WHO histologic grading system)、(2)正岡分類 (Masaoka staging sysmte)の2つが重要である。

(1) WHO組織分類(WHO histologic grading system)

WHO組織分類は胸腺腫瘍を6種類に分類する。

WHO分類
A胸腺腫(thymoma)
AB
B1
B2
B3
C胸腺癌(thymic carcinoma)

(2)正岡分類 (Masaoka staging sysmte)

正岡分類は主として局所浸潤を考慮した分類である。

WHO分類のどのタイプの腫瘍の予後も正岡分類と相関することが知られている。

正岡分類5年生存率
90%
II
III60%
IV25%

一般に治療方針決定に使用されるのは正岡分類であってWHO分類ではない。

正岡分類Ⅰなら手術のみで予後良好である。

正岡分類II・IIIなら手術し、術後照射を検討するのが一般的である。

参考

Postoperative Radiotherapy in Locally Invasive Malignancies of the Thymus: Patterns of Care and Survival.(Boothe 2016)

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