決疑論(casuistry)

同義語

カズイストリ

定義

決疑論(casuistry)とは、倫理的問題に回答を導く指針を、「倫理理論」や「倫理原則」にではなく、具体的な「ケース(事例そのもの)」に求める立場のことである。

決疑論においては、具体的には以下の3ステップで倫理的問題に回答を出す。

1.問題となっているケースを詳細に記述・定義する

2.分類表(taxonomy)を用意する

分類表とは、類似したケースに対する倫理的回答を集めたものである。

3.問題となっているケースを分類表(taxonomy)上に分類する

つまり倫理的判断の確定した模範的ケースを集めたデータベースをまず構築しておき、目の前の症例がどの模範的ケースに類似しているかを考え、類似した模範的ケースに準じて倫理的回答を導くという手順である。

参考

入門・医療倫理I 〔改訂版〕

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