サーベイ(survey)
サーベイとはアンケートのことである。
サーベイには(1) 誰でも回答できるもの(open access mode survey)、(2) 一定の人だけが回答できるもの(closed access mode survey)がある。
サーベイには(1) 回答者が特定できるもの(non-anonymous survey)、(2) 回答者が匿名のもの(anonymous survey)がある。
トークン(token)
トークンとはサーベイの実施者が、回答者を制限するために、回答者に予め配布する招待コード(文字列)である。回答者からすればトークンは、あるアンケートに回答するために必要なパスワードのようなものである。
トークンはクローズド・アクセス・サーベイ(closed-access mode)をために使用される仕組みである。(クローズド・アクセス・サーベイはサーベイの実施者が予め許可した人だけが回答できるサーベイである。)クローズド・アクセス・サーベイでは、最初に以下のような画面が表示されトークンの入力を求められる。
1つのトークンであるアンケートに回答できる回数は任意に設定可能である。例えばあるユーザーに5回使用可能なトークンを発行すれば、そのユーザーは同一のトークンで5回アンケートに回答できる。使用可能なトークン数は以下の手順で変更可能である。
[Display participants]をクリック →
トークン数を変更したいユーザーの鉛筆のアイコンをクリック →
「Uses left:」が使用可能なトークン回数(残数)なのでここに任意の数を入力 → [Save]
なお、トークンは匿名サーベイ、非匿名サーベイのいずれに対しても使用することができる。
クォータ(Quota)
クォータとは、回答者の回答内容に応じて、回答者できる人の数を制限するための仕組みである。例えば回答者として男性25名、女性30名という制限(クォータ)を設定してすることにより、回答者の数が男性で25名、女性で30名達した時点でサーベイを終了する、というような使い方ができる。
データ入力画面(Data entry)
LimeSurveyにはデータ入力画面(Data Entry Screen)というものが存在する。これは回答者ではなく、サーベイ実施者が紙媒体などで得たアンケート結果を入力するために使用する画面である。
LimeSurveyは元々は、紙媒体などで収集された大量の回答データを入力するためのシステムとして開発されたシステムであり、データ入力画面はその元来の機能を提供するものである。
サーベイ一覧(survey list)からデータを入力したいサーベイを選択 → Responses → Data entry Screenからデータ入力画面に入ることができる。
回答入力後は、「Finalize response submission」のチェック・ボックスにチェックをつけた状態で「Finalize response submission」リンクをクリックすることで入力完了となる。
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