定義
援助行動とは、他者を助ける行動である。向社会的行動の1種である。
援助行動の起源
援助行動の起源(=人は何故、他者を助けるのか)という問題に対しては、(1) 本能説 (2) 社会的強化説の2つの回答仮説がある。
本能説は援助行動は生得的なものと考える。社会的強化説は援助行動は生得的な本能ではないが、社会全体から見ると益になるため、社会的な賞罰を通して維持・強化されるという考え方である。
援助行動の発生の説明因子
援助者側の説明因子:
共感性が高い人、内的統制の強い人(=物事を自分の責任と考える傾向の強い人)、援助行動の経験のある人は、援助行動を取りやすい。
非援助者側の説明因子:
男性よりも女性、成人よりも子供、老人のような社会的弱者の方が援助を受けやすい。
きちんとした身なり、服装の人の方が援助を受けやすい。
関連
向社会的行動
反社会的行動
攻撃行動
傍観者効果
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