[R]{base}rep() : ベクトルあるいはリストの要素を繰り返す関数

説明

base::rep()はベクトルあるいはリストの要素を繰り返す(=複製を作成する)関数である。ジェネリック関数(generic function)である。内的なデフォルトメソッドを以下に解説する。

使用法(通常)

# 指定した要素xをtimes回繰り返す

rep.int(x, times)

# 指定した要素xを繰り返して最終的に長さlength.outのベクトルを返す

rep_len(x, length.out)

使用例

# 長さ1のベクトルを3回繰り返す
> rep("A",times=3)
[1] "A" "A" "A"

# ベクトルc("A","B")全体を3回繰り返す
> rep(c("A","B"),times=3)
[1] "A" "B" "A" "B" "A" "B"

# ベクトルの各要素を指定した回数繰り返す
> rep(c("A","B"),times=c(3,4))
[1] "A" "A" "A" "B" "B" "B" "B"

# ベクトルc("A","B")全体を繰り返して最終的に長さ5のベクトルを返す
> rep(c("A","B"),length.out=5)
[1] "A" "B" "A" "B" "A"

 

コメント