R StudioとGitを組み合わせてバージョンコントロールを実現する方法をご紹介したい。OSはWindowsを想定している。
(1) Gitシステムをインストールする
Windowsで使用できるGitシステムはいろいろあるがここではSourceTreeを使用することにする。
(2) RStudioにGitのファイルパスを教える
メニューバーの[Tool] → [Global Options]から設定画面(下図)を表示し、[Git/SVN] からEnable version control interface for RStudio projectsにチェックをいれ、Git excutableにてgit.exeのフルパスを指定する。ここて指定するexeの位置が各自使用しているgitシステムによって異なってくる部分であるが、SourceTreeの場合、以下のパスにあることと思う。
C:\Users\<自分のユーザー名>\AppData\Local\Atlassian\SourceTree\git_local\bin
(3) Rのプロジェクトに対してバージョン管理を行う旨を伝える
これまでバージョン管理せずに使用してきた既存プロジェクトに対してバージョン管理を追加する際には、[Tool] → [Project Options]から設定画面(下図)を開き、Version contorl systemにてGitを選択する。なお手順(2)をしていない場合、ここにGitがそもそも表示されないことに注意。
(4) RStudioからGitを使用開始する
上記手順を済ませるとツールバーにGitのアイコン(下図)が表示されるようになるので、ここからGitの機能を使用することができようになる。
参考サイト
本家RStudioのサポートページが簡潔にまとめてくれている。
なおSVNでは外部リポジトリが必須であるが、Gitではローカルのみで使用することも可能であるとのこと。
コメント