Windows環境で、Apache+MySQLを使用したデータベース認証を行う手順を示す。
- Windows用のMySQL ODBCドライバをインストール
- Apacheのhttpd.confに記述を追加
Windows用のMySQL ODBCドライバをインストール
ドライバはMySQLの公式サイトから入手できる。ドライバには32bit版と64bit版がある。
普通に考えるとOSのbitにあわせて選択すれば良いと思われるが、アプリケーションのbit数とあわせた方がいいのかもしれない可能性も考慮し32bit版を試してみた(mysql-connector-odbc-5.3.4-win32.msi)。
結果的には、Xampp for window 5.6.3 (Windows 8.1,10 64bit版)にてデータベース認証できることを確認した。
Apacheのhttpd.confに記述を追加
## データベース認証に必要なモジュールをロードする ### 下記2行はデフォルトではコメントアウトされているため行頭の#を外す LoadModule dbd_module modules/mod_dbd.so LoadModule authn_dbd_module modules/mod_authn_dbd.so ## データベース認証の設定を記述する ### 日本語部分は自分の環境にあわせて記述する DBDriver odbc DBDParams "CONNECT='Driver={MySQL ODBC 5.3 Unicode Driver};Server=localhost;Database=<自分のデータベース名>;User=<データベースにログインするユーザー名>;Password=<データベースにログインするパスワード>;'" DBDPersist On DBDMin 1 DBDKeep 3 DBDMax 10 DBDExptime 60
この後、Apacheを再起動すれば設定完了である。
補足
なおWindowsのODCBデータソースアドミニストレータには、32bit、64bit版の2種類がある。自分のインストールしたドライバのbitとあわせたツールで設定する必要がある。今回の作業では特に何かを設定する必要はない。
それぞれのパスは以下の通り。
32bit版 : C:\Windows\SysWOW64\odbcad32.exe
64bit版 : C:\Windows\System32\odbcad32.exe
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