日本人女性の乳癌罹患率、乳癌死亡率、予後

『乳癌診療ガイドライン』総論1,総論2より抜粋

死亡率

1960年以降、粗死亡率、年齢調整死亡率ともに一貫して増加傾向である。

乳癌死亡者数は13,148人(2013年)

粗死亡率:人口 10万人対20.4人(2013年)

粗死亡率の順位:大腸、肺、胃、膵臓、乳

年齢調整死亡率:人口 10万人対12.4人(2013年)

年齢調整死亡率の順位:大腸、乳、胃、肺(大腸、乳、肺ほぼ同率)

年齢別死亡率:50歳代まで直線的に増加、以後70代までほぼ一定。

罹患率

粗罹患率、年齢調整罹患率とも1975年以降増加が続いている。

粗罹患率(上皮内がん含む):人口10万人対115.7人(2010年)。全がん中最多。

年齢調整罹患率:人口10万人対88.7人(2010年)。全がん中最多。

年齢別罹患率:30代から増加、40代後半でピーク、その後ほぼ一定、60代後半から次第に減少。

東アジアの乳癌罹患率は、欧米に比べ一貫して低い。

予後

日本の乳癌患者の相対生存率

全がん協(2001-2005診断例) 相対生存率 91.2%

地域がん登録(2003-2005診断例) 相対生存率 89.1%

米国SEERの相対生存率は 89.0%(2002-2008診断例)

日米がん登録には、代表性、登録精度、生存確認精度、診断、治療方針などの違いがあるため、精度の高い比較はできない。現時点、日米で大きな差があるという証拠はない。

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