UpToDateまとめ:ホルモン陽性、HER2陰性の転移性乳癌に対する内分泌治療のアプローチ
治療方針
急速進行するあるいは臓器不全を伴う内臓に広範に広がる遠隔転移のある患者での第一選択は、ホルモン療法ではなく化学療法である。化学療法が奏功した場合、化学療法を中止しET開始を考慮する。
ETの選択
閉経前患者の場合
卵巣抑制orアブレーション+内分泌療法、での加療となる。
内分泌療法の詳細は閉経後女性の治療に従う。
併用療法を嫌がる患者の場合、SERM(selective estrogen receptor modulator)単独治療は許容される選択肢である。
卵巣抑制を伴うET治療中に病勢進行した場合は、血性エストラジオール値をチェックし、閉経状態が得られているかを確認する。閉経状態が得られていなければ卵巣アブレーションを実施する。
閉経後患者の場合
第一選択ETはCDK4/6阻害薬+AI。
その他の選択肢:フルベストラント単独、AI単独、フルベストラント+AI
病勢進行時のETの順序に最適解はない。患者の治療歴に応じて選択する。palbociclib+fulvestrant、everolimus+AI or tamoxifenは、少なくとも一つのETで増悪した患者の選択肢となる。
2、3種類以上のETで増悪した場合、化学療法へのスイッチが選択肢となる。無症候で緩徐進行な患者ではET継続も選択肢となる、タモキシフェンもlater-lineオプションとなる。
略語
CDK4/6(cyclin-dependent kinase)
AI:(アロマターゼ阻害薬)

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