漢方薬辞典

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建中湯類

定義 建中湯類は、胃腸の機能改善・強化を目標とした漢方薬の一群である。 代表的処方に大建中湯、小建中湯、当帰建中湯、黄耆建中湯などがある。 参考 『漢方によるがん治療』(領域別入門漢方医学シリーズ)
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附子剤(ぶしざい)

定義 附子剤は附子を主薬とする漢方薬の総称である。 真武湯、麻黄附子細辛湯、桂枝加朮附湯、附子理中湯、八味地黄丸、牛車腎気丸などがある。 なお八味地黄丸、牛車腎気丸は補腎剤でもある。 関連 補腎剤(ほじんざい)
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黄耆剤(おうぎざい)

定義 黄耆剤は黄耆を主薬とする漢方薬の総称である。 代表的な処方として防已黄耆湯(黄耆のみから成る)、桂枝加黄耆湯などがある。 参考 『漢方によるがん治療』(領域別入門漢方医学シリーズ)
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人参剤(にんじんざい)

定義 人参剤は人参を主薬とする漢方薬の総称である。 代表的製剤に、人参湯(これは人参のみから成る)、大建中湯、六君子湯、四君子湯などがある。 関連 補剤(ほざい)
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駆瘀血剤(くおけつざい)

定義 駆瘀血剤(くおけつざい)とは瘀血(おけつ)を治療するための漢方薬の総称である。 具体的には、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、当帰芍薬散などがある。 駆瘀血剤の選択便秘の有無や、下腹部の臍の近傍の抵抗や圧痛パターンに基づいてなされる。...
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腎虚(じんきょ)

定義 腎虚とは、生まれた時に両親から受け継いだ生命エネルギーである「先天の気(=腎気)」が枯渇した状態である。 平たく言えば老化(エイジング)のことと考えられる。具体的な腎虚の賞状として、下半身の冷えや脱力、かすみ目、脱毛などが挙げ...
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補腎剤(ほじんざい)

定義 補腎剤(ほじんざい)とは漢方医学で「腎虚」と呼ばれる状態を改善するための漢方薬の一群である。牛車腎気丸、八味地黄丸などがある。 関連 腎虚
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病名漢方

定義 病名漢方とは、西洋医が西洋医学の病名(診断)に基づき、その診断に対する治療薬として漢方薬を使用する漢方医学の使い方のことである。 本来の漢方においては、漢方医学の診断に基づき、使用する漢方薬を決定する。病名漢方は漢方医の立場か...
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補剤(ほざい)

同義語 参耆剤(じんぎざい):人参と黄耆を主成分とする薬剤の意味。補剤はまさにそうであることからこの別名がある。 定義 補剤とは、気力・体力の低下した患者を元気にする目的で使用される漢方薬の一群の総称である。 補剤の処方構成 4生...
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