定義
同時確率(joint probability)とは、ある分割A(A1,A2,…Aa)と別の分割B(B1,B2,…Bb)がある時に、事象Aiと事象Biが同時に観察される確率である。
同時確率はp(Ai, Bj)と表記する。
同時確率(joint probability)とは２つ以上の変数が同時にある実現値をとる確率である、ということもできる。
分割表で表現するならば、同時確率は各セルに相当する確率である。例えば以下の表では、変数１が値Aを、変数２が値Cを同時にとる確率はセルAに相当する頻度で表現される（＝A/A+B+C+Dが同時確率である）。同時確率は確率の乗法定理を使用して計算することができる。
| 変数2(値C) | 変数2(値D) | 行周辺合計 | |
| 変数1(値A) | A | B | A+B |
| 変数1(値B) | C | D | C+D |
| 列周辺合計 | A+C | B+D | A+B+C+D |
関連
確率の乗法定理(product rule of probability)
確率の加法定理(sum rule of probability)
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