同義語
内的妥当性(internal validity)、比較の質
定義
定義1:内的妥当性(internal validity)とは、1つの比較研究の”内”部における”比較の質”のことである。
定義2:内的妥当性とは、独立変数xと従属変数yの間に因果関係があると主張する研究における、その主張が持つ説得力の程度である。
内的妥当性とは因果関係の存在を主張しようとするタイプの研究における研究の質を表す概念である。
比較研究では、比較したい説明変数以外の全ての説明変数が、比較される各群間に均等に配分されている状態が最も望ましい。内的妥当性が高いとは、実際の比較研究がこの状態に近いことを意味する。
関連
内的妥当性と外的妥当性は共に「研究の妥当性」を評価する概念である。同じ妥当性という用語であるがこれと「心理尺度の妥当性」は次元の異なる概念であり、区別が必要である。