知的生産性を高めるためには、体に負担をかけずに作業できる環境が必要である。
そのために必要な道具として、椅子、机、照明、コンピュータ、文房具などが挙げられる。
まずは椅子について、オススメ品を紹介したい。
長時間座り続けるということ自体、健康に良いことではないが、知的生産のためにはある程度やむをえないこともある。
下手な椅子に座っていると、肩こり、腰痛など身体の不調を来し、勉強や作業どころでなくなってしまうこともまれではない。
椅子に関してはけちらず体を守ってくれるもの、座っていて心地よいもの、座るのが楽しくなるような椅子を求めるべきだろう。
「オフィスチェア」「ワークチェア」などのキーワードでネット検索すると、ハーマンミラー社(米)の、エンボチチェア、アーロンチェア、セダス社(独)のオープンアップチェアが御三家であることが見えてくる。
次にすべきことは、実際に座ってみること。この目的では都内なら大塚家具のチェアコーナーがオススメである。一度に座り比べることができるだろう。
椅子に試し座りする際のポイントは、できればある程度の時間、座り続けてみることである。経験的には、座って最初の数十秒~数分間に良いと感じる椅子と、数時間座って体にやさしい椅子は違う。しかし店内には店員や他の客もいるので、一人で長時間座り続けるというのは実際にはなかなか難しいだろう。
そこで実際に、上記3つの椅子を使用した経験から、オススメを述べると、1位. エンボディチェア、2位.アーロンチェア、3位.オープンアップチェアである。
エンボディチェアはアーロンチェアと同一作者の作った最新作ということもあり、機能面つまり座り心地は最高である。正直な話、最初に購入したのはアーロンチェアであったが、使用しているうちに太ももの裏側が圧迫されてしびれるような感覚があった。アーロンチェアを先に買っていたこともあり購入を迷ったが結局エンボディも買った。エンボディでは一切そのような不快感はなくその後ずっと主役として活躍している。2台を並べて常時使える状態にあるが、ほとんどエンボディばかり使っている。
エンボディチェアがアーロンチェアに劣る点があるとすると、汚れやすいというか、掃除がしにくい点である。これは椅子の素材上、どうしょうもない点であろう。同じく素材からくる特性として、アーロンチェアは夏などに短パンなどで座るなら涼しく快適である。
オープンアップチェアはヘッドレストがついている点が他の2つにはない点である。ヘッドレストがどうしても欲しいなら選択肢はこれしかない。オープンアップチェアには実は、布製と革製の2つがある。布製のものとエンボディ、アーロンを比較した場合、座席の座りやすさはエンボディ、アーロンが勝る。しかし革製の場合はエンボディ、アーロンと同等以上の印象を受けた。なのでオープンアップチェアの革製であれば、最強の椅子かもしれないが、1脚40万円以上とあまりにも効果であったため(この値段を出せば、エンボディとアーロンを買ってもお釣りが来る)、個人的には購入していない。
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